シーンに応じて靴を選ぶ
初めに、
よくファッション雑誌やサイトなどで、「オシャレは足元から」といった言葉があるように、
服装はカッコ良くても似合ってない靴を履いていたり、または汚れていると印象が悪くなってしまいます。
足元は、身に付ける小物・アクセサリーと一緒で、性格や生活習慣が出やすい部分。
ビジネスシューズ(革靴)も、仕事内容によって人柄を判断する材料のひとつとして重要視されてしまうこともあります。
また、革靴を履く機会は仕事だけでなく冠婚葬祭や就活(面接)、パーティーなど実は結構あります。
しかし革靴と言っても種類がたくさんあり、シーンによってどんなデザインの靴を履けばいいのか迷うこともあると思います。
そこで、本日の話は靴の種類やシーンによっての選び方をご紹介。
すでにご存じの方はもう確認の意味で、知らなかった方はここで学び、購入されるときや、必要なシーンになった時に迷わないようにお役立てください。
○抑えておくべきベーシックなビジネスシューズ4つのデザイン
【ストレートチップ】
つま先に縫い目や線があるデザインの靴で、ブラックは最もフォーマルです。
ビジネスシーンから冠婚葬祭全てのシーンで使える一足。
絶対持っておきたい靴です。
【プレーントゥ】
ストレートチップほどフォーマルさはないですが、ビジネスシーンでは、スタンダードなシューズになります。
細かい部分や色にこだわれば、全く違った印象になるので、プライベートでも楽しく履ける革靴になります。
【モンクストラップ】
プレーントゥよりも、少しカジュアルなデザインです。
カジュアルさが欲しい時にオススメな一足です。
今人気の、2つのストラップがついた「ダブルモンク」と言ったデザインもあり、エレガントな雰囲気を出したいときにピッタリです。
【グローブ】
メダリオンやパーフォレーションが施されたデザインで、クラシックな雰囲気を出してくれます。
カジュアルな印象で、冠婚葬祭やリクルートには不向き。
ジャケパンスタイルとの相性がよく、オシャレな印象になります。
内羽根、外羽根とあり、内羽根の方がよりドレッシーな印象になります。
○シーンごとの選び方「ビジネスシーン」
おすすめのシューズデザイン:ストレートチップ・プレーントゥ・モンクストラップ・ホールカット
黒、茶色のストレートチップやプレーントゥであれば間違いありません。
ホールカットやモンクストラップなどもスーツスタイルによっては合わせられます。
毎日スーツを着る方は、種類や色の違う靴を用意しておくことで、スタイルや季節に合わせた着こなしを楽しむことができます。
役職によっては、「モンクストラップ」のシューズやウィングチップでオシャレに着飾るのも良いでしょう。
但し、フォーマルを求められるビジネスシーンではストラップを含めスウェード素材の靴やUチップ、ウィングチップの靴は、カジュアルな印象があるため不向きといえます。
○シーンごとの選び方「結婚式」
おすすめのシューズデザイン:ストレートチップ・プレーントゥ・ホールカット
結婚式では、紐付きのストレートチップ、プレーントゥーのようなシンプルで装飾の少ないものを選ぶのが基本です。
メダリオンのようにつま先に穴の空いているデザインは避けましょう。
色は黒色が基本です。マナーとして、スピーチを頼まれている時、親族の結婚式やお仕事関係の方の結婚式であれば、黒が無難です。
友人の結婚式やもっとカジュアルな結婚式、もしくは二次会であれば、カジュアルでドレッシーな靴や茶色でも問題ありません。
絶対に履いてはいけないのは、動物の皮や毛を連想させる素材(クロコダイル柄)の靴、ブーツタイプのシューズも結婚式ではふさわしくないので避けてください。
○シーンごとの選び方「お通夜・お葬式・法事法要」
おすすめのシューズデザイン:ストレートチップ・プレーントゥ
お葬式のようなフォーマル場面でふさわしいのは黒の内羽根ストレートチップ。もしくはプレーントゥでも問題はありません。
履いてはいけないのが、クロコダイルなどのアニマル柄です。
また、モンクストラップのような金属の飾りのある靴やエナメルのような光沢のある靴、
メダリオンが入ったウィングチップやショートブーツやスニーカーなどカジュアル過ぎる靴もふさわしくありません。
○シーンごとの選び方「パーティ」
おすすめのシューズデザイン:ストレートチップ・プレーントゥ・ウィングチップ・ローファー
ストレートチップやプレーントゥの黒の靴であれば、ホテルのようなフォーマルな場所でも問題なく合わせられます。
レストランのような少しカジュアルな場所であれば、茶系の靴でも問題はありません。
結婚式の二次会のように、カジュアルな雰囲気のパーティーでしたら、ローファーやウィングチップなど服装に合わせた革靴を履くのもいいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
現在はだいぶん緩くなってきている感じもしますが、
しっかりと押さえておく事で、いざという時に恥ずかしくないようにしたいものです。